日本共産党県議団は、10月に開かれる予定の「第８回日台交流サミットin高知」について、参加を見合わせることを表明し、以下の通り談話を発表しました。

「第８回日台交流サミットin高知」についての談話

2022年８月25日

日本共産党高知県議会議員団

　今般、2022年10月に開催が予定される「第８回日台交流サミットin高知」における「高知宣言」の案文およびプログラムが、明らかとなりました。

　「高知宣言」では、「日台の外交と安全保障のため、…『日台関係に関する基本法』を速やかに制定する。」との提言が盛り込まれています。また、基調講演には、門田隆将氏の「愛すべき台湾―なぜ日米は台湾を守らなければならないのか」と題したプログラムが予定されています。これらは、日本による台湾への軍事的関与を念頭に置いたものであり、日本と台湾の地方議員連盟の交流・連携を深めるという日台交流サミットの趣旨からも逸脱し、看過できるものではありません。

　日本共産党高知県議会議員団は、高知県議会日台友好議員連盟において、第８回日台交流サミットの開催に際して、「内容に軍事的緊張は持ち込まないこと」を申し入れていたものであり、今般明らかとなった宣言案、および基調講演については、誠に遺憾であると言わざるを得ません。

　日本共産党高知県議会議員団は、日本と台湾の真に平和で友好的な交流を願うものであり、その立場から、第８回日台交流サミットin高知への参加は見合わせることを表明するものです。

【談話PDF】20220825_nittaisummit