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- 2021年07月08日
- 高知県新型コロナ条例への対応について
高知県新型コロナ条例への対応について
2021年7月8日
日本共産党高知県議会議員団
塚地佐智
米田稔
吉良富彦
中根佐知
岡田芳秀
2021年6月議会において、当会派は、「新型コロナウイルス感染症の感染拡大から県民を守るための条例(案)」を提案し、議論をしてきました。
当会派案は、高知県議会新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会の当初の提起において、新型コロナ条例の制定にあたり、県と県民の責務を並列して書き込むなどの議論があった中で、あくまで県民に責務を課すのではなく、県の責務こそより明確にすることが必要との認識から、提案に至ったものです。
閉会日における採決において、当会派案が否決されたことを受けて、他会派案(協議会案)へ賛成することと判断しました。
他会派案への賛成に至った理由として、第一に、県民に対して「責務」といわれていたものを「県民等の役割」としたこと。第二に、県に対しては「県の責務」を書き込み、新型コロナ対策における県の義務を明確化したこと。第三に、「県の施策」として挙げられた項目において、「保健医療提供体制の整備及び充実」「検査及び調査の実施体制の整備及び充実」「生活が困窮した県民への支援」「事業者への支援」等が盛り込まれたことを勘案し、この度、賛成という判断に至りました。
また、党会派案に掲げていた「社会的検査」についても、常任委員会等での議論を通じて、その必要性について認識が深まったものと考えています。
当会派条例案へご賛同いただいた多くの県民の皆様に感謝を申し上げます。
パブリックコメントでいただいた意見をはじめ、県民の皆様から寄せられた意見を元に、高知県の新型コロナウイルス感染症対策を一層充実させ、県民の暮らしを守るために力を尽くしてまいります。